カカの天下８７９「酒VS皿」
「暑いわねー」
「暑いですねぇ」
こんにちは、サラです。
ただいま日中、今日も今日とて太陽さんが頑張っててすごく暑いです。そんな中、買い物しているときにたまたま出会ったサカイさんと二人で喫茶店に涼みに来ています。
「私たちがこんなに気持ちが通じあうなんて、珍しいですよねぇ」
ヴィトン エピ バッグ
ヴィトン コピー
「本当だねー」
コーヒーを飲みながら頷きあう私たち。この暑さなら誰でも意気投合できるだろうけど。
「食欲もなくなるし」
「そうそー。体重も……ねー」
「そうですそうです！」
「本当にどうしたんだろー、こんなに意見が合うなんてねー」
「本当ですね、体重の話なんか特に！」
ヴィトン カバン
「そーそーそー！」
私たちがこんなに仲良くできたのは初めてかもしれない。
「なんでこんなに太ったんだろぅ」
「なんでこんなに痩せたんだろー」
一瞬で仲は終わりましたが。
「……痩せた？」
「……なにか？」
開戦！ やせた人 ＶＳ 太った人！
「パンチ！」
「キック！」
「店内で暴れるのはご遠慮ください」
ダブルノックアウト！！
「……なんで痩せたんですか」
「……そっちこそー。食欲なくなったくせに、なんで太ったんですかー」
「いや、その、食欲ない分、小さい間食が増えちゃって」
「なるほどー、バカですねー」
「む！ そっちはどうなんですか！？」
「わたしは飲まず食わずですね」
「健康に悪いですよ！ 身体は大丈夫ですか！？」
「あ、そこは心配してくれるんだ」
「当たり前です！」
いくら仲が悪いからと言って、相手がどうでもいいわけじゃありません！
「ていうかー、健康的にはサラちゃんの方こそどうなのよー」
「う……暑くてだるくて食っちゃ寝してるから人のことは言えなかったり」
「ダメだねー。わたしなんか飲まず食わず眠らずでゲームしてるよー」
「ダメ人間にも程があります！！」
「なにをー！」
眠らない女 ＶＳ 寝てばかりの女！
「パンチ！」
「キック！」
「迷惑料いただきますよ」
「ごめんなさい！！」
お店の人には敵わない、ていうかごめんなさい。
「……いいもん、胸も大きくなったし」
「脂肪のプヨプヨバンザイですねー」
「プヨプヨとか言うな！ 男の人はそのプヨプヨが大好きなんだから！」
「彼氏がいない人に言われてもー」
「うるさいです、廃人！」
「なんですかオッパイ星人略してパイ人」
はい ＶＳ パイ！
「パンツ！」
「ブラジャー！」
「何言ってるんですかお客様」
「ごめんなさい」
「もうしません」
なんか勢いで言ってしまった。すごく恥ずかしい。二人して反省。
「とりあえず、穏便に勝負をつける必要がありますね」
「ですねー。このままじゃ収まりつきません」
「こういうときは都合よく近くにいる人を捕まえるに限りますね」
「そうですねー。というわけでトメさん、よろしくー」
実はさっきから気づいていたり。たまたま別の席に座っていたトメさんに。
「まぁ、あんだけ大声で喋ってたから話の内容はわかるけど」
「サユカちゃんとのデート中にすみませんねー」
「デートじゃない。こないだ失礼なことを言っちゃったからお詫びに奢ってるだけ」
今はお手洗いに行ってるみたいだけど……むぅ、サユカちゃんてば順調にトメさんと仲良くなってるなぁ。羨ましい。しばらく大人しくしてたけど、私も頑張るかなぁ。
「とにかくわたし達の会話を聞いてたなら話は早いですー」
「そうです！ 私とサカイさん、どっちの勝ちだと思いますか！？」
「とりあえず二人とも、もっとシャキッとしなよ」
「「ですよねー」」
とりあえず痩せよう、うん。
************************************************
こんだけ暑いと体重も変動しますよね～
私はもちろん痩せましたが。えっへん。しかし体重と一緒に体力も落ちてそう・・・・・・気をつけねば。
↧
N7632B-879
↧